2025年9月、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC」が金融庁の承認を受けて登場します。
1JPYC=1円の価値を持ち、銀行口座や円資産で裏付けされた信頼性の高いデジタル資産です。
国内の決済や個人間送金はもちろん、将来的には国際送金やクロスボーダー取引にも活用が期待され、日本円の需要拡大や新たな金融サービスの創出につながる可能性があります。
それでは、円建てステーブルコインとは何なのか?詳しく説明をしていきます。
円建てステーブルコインとは?

ステーブルコインとは、価格変動の大きい仮想通貨とは異なり、法定通貨などで裏付けされて「価値が安定」しているデジタル資産のことです。
2025年秋、日本金融庁が初めて承認する予定の「JPYC」は、1JPYC=1円の価値を維持する円建てステーブルコイン。銀行口座や円資産で裏付けされることで、信頼性と安定性が確保されます。
JPYCが普及することで期待される効果
1. 決済・送金の効率化
JPYCを利用すれば、国内での個人間送金やネット決済がよりスムーズに。
銀行振込のように時間や手数料がかかることなく、即時かつ低コストで取引が可能になります。
2. 日本円需要の拡大
円に価値が安定して結び付けられているため、国内利用はもちろん、海外取引においても「円建て」の選択肢が広がります。これにより、円の需要増加が見込まれ、日本経済の安定性にもプラスの効果が期待されます。
3. 規制と消費者保護の両立
日本国内では、厳格な金融規制のもと消費者保護が徹底されています。
JPYCも発行・流通に透明性を確保するルールが整備されており、利用者は安心してデジタル資産を活用できる環境が整います。
4. 国際競争力の強化
将来的には、JPYCがクロスボーダー取引(国際送金や海外決済)でも活用される可能性があります。
円建てで国際決済が広がれば、日本が国際金融センターとして一時的に強化される可能性も指摘されています。
アメリカとの比較:ステーブルコイン活用の先行事例
アメリカではすでに、ステーブルコインが法的な裏付けを持ち、決済や送金の基盤として社会に浸透しています。JPYCの導入も、同様に社会インフラとして定着する大きな第一歩となるでしょう。
JPYCの具体的な利用シーン

ECサイトでのスムーズな決済
オンラインショッピングでは、クレジットカードや銀行振込を使うと手数料や決済時間がかかることがあります。
JPYCを使えば、即時決済が可能で、店舗側も手数料を抑えられるため、より安価な商品提供につながる可能性があります。
個人間送金
友人や家族への送金も、銀行振込のように待つ必要がありません。
例えば「飲み会の割り勘」や「フリマアプリでのやり取り」において、JPYCならQRコードやアプリで即時送金ができ、スムーズなやり取りが実現します。
海外への送金・受取
これまで国際送金は数日かかり、手数料も高額でした。
JPYCを使えば、円建てのまま即座に送金できるため、留学生や海外ビジネスを行う人にとって大きなメリットとなります。
ポイントやマイルとの連動
企業が独自ポイントを発行する代わりにJPYCを採用すれば、汎用性の高い「円建てデジタルマネー」として活用できます。
ユーザーは「貯めたポイントをJPYCに交換して買い物に使う」といった新しい使い方も可能になるでしょう。
今後の展望
JPYCはまだスタート段階ですが、
- 日常生活の決済
- 海外との送金
- 新しい金融サービスやWeb3ビジネス
と幅広い分野での活用が期待されています。
今後、金融機関や大手企業がどのようにJPYCを取り入れるかによって、日本のデジタル経済の形も大きく変わっていくでしょう。
まとめ
2025年9月に登場する「JPYC」は、
- 円建てデジタル決済の促進
- 日本円需要の拡大
- 新たな金融サービスの創出
といった効果を発揮し、日本の金融市場に革新をもたらす可能性を秘めています。
国内初の円建てステーブルコインが、私たちの生活や国際金融にどんな変化をもたらすのか。今後の展開に注目が集まります。



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