【徹底比較】床材選びで知っておきたい4つの違い

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新築やリフォームをする際に床材の種類ってたくさんあるけど何が違うんだろう??」と、悩んだことがある人は多いのではないでしょうか。

特に知っておきたい床材選びを4つのポイントにまとめたので解説をしていこうと思います。


目次

無垢材

無垢材とは、床すべてが「木」そのものです。接着剤を使わないので健康住宅で使われている住宅会社さんが多いです。ピンキリですが、値段も高価格帯が多くなってきます。幅は90mmや120mmが一般的となっています。

無垢材の特徴

  • 耐久性が高く、数十年以上も使い続けることができる
  • 自然素材で風合いがあり、使い込むほどに味わい深くなる
  • メンテナンスが簡単で、傷がついても研磨することで新品同様に戻せる

無垢材のデメリット

  • 高価格帯が多い
  • 施工手間がかかる
  • 寸法の安定性にかける
  • 日焼けして色が変わってくる

以上のような特徴があげられます。樹種によっては柔らかく傷がつきやすかったりします。また無垢材も呼吸をしているので伸縮がでてくる場合もありますが、それもまた風味ですね。

挽板

挽板とは表面に2mmや3mmの木を挽いた板が使われており、見た目は無垢材とそこまでかわりません。だいたいの製品の板厚が12mm、幅303mm、長さ1820mmの商品が多いです。幅は303mmの中で2枚(151.5mm)または3枚(101mm)に分かれている商品がほとんどです。

挽板の特徴

  • 無垢材と変わらぬ意匠性 高級感あり
  • 無垢材より1枚のサイズが大きく施工性が良い(無垢に比べたら大工手間減)
  • 製品安定性があり、床暖房使用可能な商品が多数
  • 表面に頑丈な塗装がされており、キャスター傷に強かったりWAXする必要がない

挽板のデメリット

  • 高価格帯
  • 樹種が多くない
  • 日焼けして色が変わってくる

挽板も無垢と同じく高級ゾーンの商品が多いですので、リビングだけ使うのも一つの方法です。私の中では、朝日ウッドテックやイクタの商品がお薦めです。

突板

突板は表面に木をスライスした板が使われています。0.2mmや0.3mmの商品が一般的には多いです。そのスライスした突板の下にMDFや合板が使われています。低価格帯の商品から高価格帯の商品まであります。

突板の特徴

  • 突板でも木の表情があり、自然感がしっかりと出る
  • 低価格帯の商品もあり選びやすい
  • 突板商品は多数のメーカーが扱っている

突板のデメリット

  • 床材の溝が乏しい商品が多い
  • 無垢や挽板に比べると高級感がない
  • 同じ製品でも色味が異なる事がある
  • 日焼けして色が変わってくる

突板の商品は多数のメーカーが扱っておりバリエーションが多いです。高価格帯商品は表面が傷がつきにくい商品もあります。値段が安い商品はそれなりの品質になってくるので、せめてリビングだけは高価なものを選んだほうが、後に後悔しないでしょう。

シート材

こちらは表面に木目を表したシートを貼っている商品です。近くで見ても突板かシートかわからない位製品の見栄えは良いものが多いです。近年ではシート材の床が多くなってきています。

シート材の特徴

  • 色ムラがなく製品の安定性がある
  • 木目だけでなく、様々な見栄えの商品がある
  • 安価な商品がある

シート材のデメリット

  • 無垢、挽板に比べると高級感が出ない

シート材にはこれと言ったデメリットは少ないです。

ただ、本物では無いので気持ち的に安らぐのは無垢や挽板の方があります。

まとめ

床材にも様々な種類があるので、選ぶ時は上記を参考にして是非選んでみてください。

本物の木を使っている「無垢」「挽板」「突板」は色が変わると記載しましたが、それもまた「木」本来の良さなのでそこもひとつの醍醐味として味わってほしいです。

色が変わるのがイヤな場合はシートを選ぶようにしましょう。

また、上記は大多数の商品の話を記載しましたが、そうで無い場合もあるので選ぶ際は住宅会社さんにも確認を取ってみると良いでしょう。

私の場合は、玄関からリビングには「挽板」を贅沢に使い、他の部屋には「突板」や「シート」を使って予算を抑える形をとりたいですね!!

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この記事を書いた人

住設資材を20年間扱っているサラリーマン。住宅にまつわる事と、趣味のキャンプを中心に発信中💻

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